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木の看板 木彫り看板 タモ 木製看板

ナチュラルな無垢材で人気のタモ材。弾力性があり、多彩な色合いと年月で変化する特徴を持ちます。本日は、木の看板に最適なタモ材についてご紹介いたします。

本日は櫤(タモ)についてのお話です。

十数年前ほどから、ナチュラルな無垢材として人気の高いタモ材。

モクセイ科トネリコ属/落葉広葉樹
日本では北海道に多く、本州でも見かけることができる樹木で、根が冠水しても生き続けられるため、人造湖や河川敷などに植えられることもあります。
樹高は30m以上にもなり、日本産は特に日高地方や十勝地方で多く採れていましたが、戦後からの乱伐により数は少なくなり、幅の広い木材としてはロシアや中国からの輸入が多いことが現状、日本産の良質なタモはとても高級品となってしまいました。
弾力性に富んでいる特徴から、野球のバッドやラケット、スキー板などにも加工されるタモ。よく「撓む(たわむ)」ことが転じ「タモ」と呼ばれるという説もあります。

辺材(木の外側)から心材(木の中心)まで、目幅の細かい木目が見られ、糸柾と呼ばれる繊細な柾目をたのしむことができます。
白木の代表的な樹種としての魅力は、柾目だけでなく、一色だけに見られない多様な色合いです。材によって、淡い色みから黄色がかかった層がいくつもでき、その材にしかでない特徴的なグラデーションとなります。
かといってクセもなく、上品。大きな看板にするとまるで自然の中にいるような、安心感を感じることができます。

経年に伴った変化も魅力の一つ。
本来の色から年を重ねるごとに黄味がより強くなり、少しずつワントーン落ち着いた色へと変化していきます。
お店やお住まいと共に変化、成長を楽しむことができる「タモ」。
看板や表札をお考えの際は、ぜひご検討ください。
木製看板の制作・修復・木の看板(木彫りの看板)のご用命は木と字の神林まで。

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