こんにちは。東京都町田市で木の看板(木製看板)を制作しております、木と字の神林です。
この度、岐阜県羽島市にあります住宅型有料老人ホーム「喫茶去」様の木製看板を制作させて頂きました。
今日は木製看板制作の流れをご紹介いたします。
・板の選定
今回はこちらの樺(かば)材を使用しました。肌目も緻密で美しく磨くと、表面に波のような光沢が出てきます。
・書体デザイン・レイアウトの確認
書体を何通りか提案し、気に入った書体を木に合成して、イメージを作成します。レイアウト、実際のサイズ感を確認します。
書体デザイン:二階堂 勇悦
・制作
確認を頂き、板を加工します。
木材保護塗料を含侵させると、色の深みが増し、落ち着いた雰囲気になります。
彫刻をし、文字部分を磨き、色を入れる下地を作っていきます。
文字部分に色を入れ一日乾かし、また色を入れます。その工程を3回程繰り返し、艶を出していきます。
・納品
サイズ:1000×580~650×40(mm)
材質;樺(カバ)
書体デザイン:二階堂勇悦
綺麗に飾って頂き、嬉しい限りです。
喫茶去(きっさこ)とは禅の言葉で「まぁお茶飲でも飲みませんか」という意味。中国 唐の時代の趙州禅師が、新参の僧にも古参の僧にも、どんな僧にも「喫茶去」と言ってふるまったエピソードが残っているそうです。
その教えとして「利害や損得また地位や立場などに関係なく、どんな方にも分け隔てなく振る舞う精神を説く」事と、私なりに解釈しております。
お寺が前身の喫茶去ほっつ様 その精神が今も生き、語りつがれ現在に繋がれているのだなあ、と深く感銘を受けました。
ナーシングホーム「喫茶去」様の益々のご発展をお祈り申し上げます。
筆文字デザイン、木の看板(木彫りの看板)のご用命は木と字の神林まで。
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