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木彫看板-喫茶去-7

こんにちは。東京都町田市で木の看板(木製看板)を制作しております、木と字の神林です。

この度、岐阜県羽島市にあります住宅型有料老人ホーム「喫茶去」様の木製看板を制作させて頂きました。
今日は木製看板制作の流れをご紹介いたします。

・板の選定

木彫看板-喫茶去-6

今回はこちらの樺(かば)材を使用しました。肌目も緻密で美しく磨くと、表面に波のような光沢が出てきます。

・書体デザイン・レイアウトの確認

木製看板_喫茶去1

 

書体を何通りか提案し、気に入った書体を木に合成して、イメージを作成します。レイアウト、実際のサイズ感を確認します。

書体デザイン:二階堂 勇悦

・制作

木彫看板-喫茶去-5

確認を頂き、板を加工します。

木彫看板-喫茶去-4

木材保護塗料を含侵させると、色の深みが増し、落ち着いた雰囲気になります。

木彫看板-喫茶去-3

彫刻をし、文字部分を磨き、色を入れる下地を作っていきます。

木彫看板-喫茶去-2

文字部分に色を入れ一日乾かし、また色を入れます。その工程を3回程繰り返し、艶を出していきます。

・納品

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サイズ:1000×580~650×40(mm)

材質;樺(カバ)

書体デザイン:二階堂勇悦

木彫看板-喫茶去-9

綺麗に飾って頂き、嬉しい限りです。

木彫看板-喫茶去-10

喫茶去(きっさこ)とは禅の言葉で「まぁお茶飲でも飲みませんか」という意味。中国 唐の時代の趙州禅師が、新参の僧にも古参の僧にも、どんな僧にも「喫茶去」と言ってふるまったエピソードが残っているそうです。

その教えとして「利害や損得また地位や立場などに関係なく、どんな方にも分け隔てなく振る舞う精神を説く」事と、私なりに解釈しております。

お寺が前身の喫茶去ほっつ様 その精神が今も生き、語りつがれ現在に繋がれているのだなあ、と深く感銘を受けました。

ナーシングホーム「喫茶去」様の益々のご発展をお祈り申し上げます。

ナーシングホーム 喫茶去 ほっつ 様ホームページ

 

筆文字デザイン、木の看板(木彫りの看板)のご用命は木と字の神林まで。

 

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