今回のプロジェクトでは、欅を使用した「令和門」の看板を製作いたしました。この記事を通じて、木製看板の制作から取付までの詳細な工程と、その技術的な側面を深く掘り下げていきます。
東京都町田市の木と字の神林による木製看板(扁額)の制作と取付の全工程
木製看板(扁額)制作
扁額(へんがく)とは、建物の内外や門・鳥居などの高い位置に掲出される額(がく)、看板です。
制作模様をご紹介いたします。
彫り跡の陰影がいい感じです。
深く彫るので木くずが沢山出ます。カスレがたくさんある文字なので、細部まで念を込めて彫り込みます。
磨いて滑らかにします。
下地を整え、彩色を繰り返します。
サイズ:W1170×H470×60(mm)
樹種:ケヤキ
表現:かまぼこ彫り、薬研彫り
今回の文字はパワーの詰まった独特な文字で、カスレ等が多く忠実に再現するよう努めました。色の指定もあり、調色を慎重に行いました。
木製看板(扁額) 取付
看板の取付にも立ち会いました。
少し小雨が降っていましたが、続行しました。
その場で合わせて金具を取付します。安全性を第一に、でも外から見て、金具が目立ちにくいようにする設計に苦労しました。
中心出しが大事な作業です。
無事取付が完了しました。
この後の竣工祭も終え、ほっとしました。
いつも大切なお仕事に携わらせて頂き、誠に感謝申しあげます。
木製看板の制作・修復・筆文字デザイン、木の看板(木彫りの看板)のご用命は木と字の神林まで。
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