こんにちは!樋口です。
続いてむさしや足袋(たび)店さんの袖看板についてご紹介いたします。
むさしやさんのメイン看板はなるべくシンプルが良いとのことでした。
でも私はどうしても足袋屋さんだと一目でわかったほうが良いと思いまして、
袖看板をご提案しました。
一般的に通行人の方が看板を発見してお店に入るまで約7秒と言われます。
なので「一目で何屋さんか分かる」ことが重要だと当社では考えております。
一目でわかるため白足袋のシルエットを用いて、
いろいろなパターンを提案させて頂きました。
足袋を「たび」と読める人は少ないかもしれませんが、意味は通じる。
なのであえて「足袋」って何だろう?と興味をそそる事を狙いました。
デザインが決定して制作に入ります。
袖看板なので裏表、彫りと彩色します。
サイズは小さいですが以外と時間がかかります。
完成!!!
サイズ:150×255×30(mm)
重さ:約800g
書体デザイン:神林 金哉
彫:浅いかまぼこ彫(両面)
むさしや足袋店さんでは、職人さんが
一人一人のお客様の足の型紙をとって、一点一点手作業で制作するそうです。
縫製では1ミリ単位で出来栄えが大きく変わっくるそうで、
保温性、心地良さ、緩み具合などがかなり計算されているそうです。
日本の伝統技術は本当にすごいなぁと思います。
「履いていることを忘れる足袋」を目標に制作を続けるむさしやさん。
前に誰かから聞いた「伝統とは単に古い技術を継承しているのではない。
古くから伝わる良い技術を継承して、更に新しいモノを生み出すことだ。」
という言葉がずっと心に残っております。
大量消費社会に負けんぞ。
むさしや足袋店様の益々のご発展をお祈りいたします。
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