代々受け継がれてきた明治時代の木製看板の修復プロジェクトについて紹介します。修復作業では、看板の歴史的価値を損なわないよう、慎重な手順を踏みました。この記事では、木製看板の修復過程と、それに込められた職人の技術と心遣いについて詳しく解説します。
木製看板 修復の模様をご紹介いたします。
ご家庭に代々伝わる看板(おそらく明治時代くらいの物)を綺麗に修復して欲しいというオーダーをいただきました。
頂きものの看板でお客様の祖父母様、そのまたお母様の代からずっと大事にされている看板だそうです。
二度と替えのない品物なので、板を削ったり作業する際は慎重に行いました。
ひびが入っている部分は埋めて、また削ります。
浅くなった部分は彫り直します。
色を入れる下地を作り、次に色を入れていきます。
お客様親戚の方々の昔のイメージを頼りに色を再現していきました。まず画像でシュミレーションをして進めていきました。
色が多く、縁まで細かく色を入れるのに神経を使いました。
色を重ねて、完成です。
大事にされてきた看板故に失敗は許されないし、イメージと違わないか等、真剣をすり減らして制作しました。
お客様にも大変お喜び頂き、ほっとしました。この看板にご家族の想いも私の想いも宿った力溢れる看板になったと思います。
益々のご多幸をお祈り申し上げます。
木製看板の制作・修復・木の看板(木彫りの看板)のご用命は木と字の神林まで。
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